CAREER

新人たちの6ヶ月

不安と緊張の中でスタートした社会人生活。多くの人たちに見守られ、励まされながら、少しずつ自信とやりがいの芽を膨らませてきた、新入社員2人の半年間にわたるレポートです。

#02

建築都市文化専攻
開発本部 再開発事業推進部炭吉 祐輝

ものづくりをしたいという漠然とした思いから建築学科に。身近にあった自然災害への原体験と、東日本大震災を契機とした社会的な流れの重なりから防災への関心が高まり、デベロッパーでの街づくりを志望。中でも公共性が高く、東京以外にもフィールドをもつNTT都市開発を選んだ。

3月

社宅に引っ越し。不安と緊張、小さな誓い。

入社の数日前、学生時代を過ごした横浜から亀戸の社宅に。同期男子10名のうち9名が同じ屋根の下で暮らすこととなり、社会人になるという実感もようやく湧いた。不安や緊張が一挙に高まる中、入社の時を純粋に心待ちにしている同期たちを羨ましくも思った。
不動産というビッグマネーの事業に関わる以上、個人の金銭管理ぐらいしっかりしなければと小さく誓いを立てた。

4月

決意の入社式。部署別研修で気づいたもの。

入社式。同期の代表者が宣誓文を読み上げるのを聞きながら、入社までの日々を振り返っていた。あれこれ考えてこの会社に決めたが、この選択の良し悪しを決めるのはこれからの自分次第。これが間違っていなかったと言える社会人生活にしなければと決意した。
新人研修で各部署を回り感じたのは、数字が持つ重さとおもしろさだった。学問の中での建築や都市には「事業性」という数字は出てこない。数字をもとに会話する先輩方を見て、あらためて自分がデベロッパーに入ったのだと実感した。

5月

2 2ヶ月の研修が終了。不安を感じる自分に期待。

研修も終わりに近づいたころ、初期配属の発表があった。興味があると言い続けてきた再開発に携われることとなった。配属面談で、「大変なことが多いけれど、炭吉ならやれる」と育成担当の方に言ってもらえたときは、すごく嬉しかったし、燃えた。もちろん不安はあるが、不安を持ち続けている間は自分が成長できるはずだと信じ、その気持ちを忘れずにいようと思った。
息の長い再開発事業では、一つのプロジェクトに最初から最後まで関わることは難しいだろう。だからこそ、自分がそこいる間に何かしらの結果を残せるよう頑張ろうと心に決めた。

6月

 関係業者からの質問に窮す。自分の甘さを猛省。

配属初日は本当に気疲れした。同期が近くにいなくなるだけでこんなに心細くなるとは。
担当は南青山敷地暫定利活用プロジェクトの開発推進。新設ではなく既存建物のリノベーションであり、短期間で迅速に進めることが求められる。決まったスケジュールに向かって、先輩・上司に確認を取りながら関係者との調整をひたすら進める日々が始まった。
あるとき、関係業者からのふとした質問の返答に窮した。当たり前の話だが、社外の人たちからすれば自分はNTT都市開発というプロ集団の一員であって、そこに年次は関係ない。会社の看板を掲げる以上、全てを把握しておくのは最低限の義務だと、猛省した。

7月

どんな問題にも冷静に対応する先輩。カッコいい。

プロジェクトが着工し、現場工事の定例会議が始まった。工事を進めていく中で発生する様々な問題が毎週上がってくる。工事とはこれほどまでに思い通りにいかないものなのか。しかしそれらを冷静に受け止め、工期や予算をにらみながら迅速に対応していく先輩の姿は、本当にカッコよかった。自分が思い描いていたデベロッパーの姿そのものだった。自分もいつかこうなりたいと思う。
実際にものが立ち上がってくる工程を通して、設計図だけでは建物は建たないということ、現地現物に触れる重要性を感じた。

8・9月

竣工が近づく。人に伝える難しさを痛感。

竣工、オープンが近づき、スケジュールはどんどんタイトになってくる。多くの関係者が関わるため、中にはルーズな人も出てくる。しかし、それを受け入れていてはプロジェクトが回らない。言うべき時は、言うべきことを言わなければいけない。一年目という立場からついためらいを持ってしまうが、それが責務だと自らを叱咤する日々。
そんな日々の中で難しいと感じたのは、自分の考え・要件を正確に全体に伝えることだ。自分の発した言葉が実際に作業する人に届くまで、数人を介することが通常である。単純だが、頭の中をうまく言語化する能力はプロジェクトを円滑に進めるためには必要不可欠だと感じた。

今回のプロジェクトを通していろんなフェーズに関わっていますが、自分一人で何かを判断し決めていったという感覚はありません。猛烈なスピードで進むプロジェクトにひたすら食らいついてきただけだとも感じています。事業主という意思決定を行う立場であり、自分もその一員ではありますが、実質的なコスト・スケジュールの調整など事業の成否に直結する部分は、上司や先輩がほぼ全てをマネジメントされていました。自分の力不足を痛感するには十分な経験でした。
今の自分に必要なのは一日も早く自分がその姿に近づけるよう、一つ一つの経験をしっかりと自分の知識と能力へ落とし込むことだと考えています。時間はかかると思いますが、プロジェクトの舵取りを担っていけるような人材になれるよう日々精進していきたいと思います。

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